パーソナルトレーナー植田知成が教える!そのダイエット情報のウソ?ホント?【東京都港区六本木CLOVER】

東京都港区六本木にある完全個室の予約制パーソナルトレーニングジム『CLOVER』の代表CHISEIです。栄養学と生理学の知識を身につけ、自らの身体で実践した経験を基に、世の中に広まっているダイエット情報のウソ・ホントを分かりやすく伝えます。

人口甘味料たくさん飲むと・・・

港区六本木にある六本木交差点すぐ近くのパーソナルトレーニングジム『CLOVER』の代表CHISEIです。

今回は人口甘味料についての話題です。
ネットでは人口甘味料について常々賛否両論が交わされているのは皆さんもご存知かと思います。

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人工甘味料は人工的に作られたものだから体に悪い」というのが人工甘味料の主なイメージかも知れません。
どんな風に体に悪いのか?を細かく見ていくと「ホルモンに作用する」「味覚を鈍化させる」「依存性がある」と書いているメディアもあります。

このイメージはいつ頃作られたものなのでしょうか?
ちょっと調べてみると、「チクロ」「ズルチン」という人工甘味料が戦前に開発され、甘味料の安価な代用品として製造されるようになりましたが、チクロはアメリカ食品医薬品局(FDAによって発がん性や催奇形成の疑いを指摘されたため、日本とアメリカで1969年に食品添加物指定取消、ズルチンはサッカリンよりも安価に製造できるということで戦後大量に製造されましたが中毒事故の多発と肝機能障害や発がん性等の毒性が出たためこれも1969年に食品への添加が全面的に禁止になりました。

この様に人工甘味料の黎明期は危険と隣り合わせだったということですね。
初っ端からこんな事が続くようなら人工甘味料に対して不信感を得るようになるもの当たり前ですよね。
しかも最近の先進国では健康志向が高まっていますので、人工甘味料が槍玉に上がるのは当然の帰結なのかもしれません。

人工甘味料についての研究結果はかなりの話題性を惹きつける為なのか報道されることが多く、最近では2014年9月に「人工甘味料の摂取によって血糖値が下がりにくくなり、糖代謝に異常を引き起こす(≒糖尿病の原因となり得る)」とした研究結果が、イスラエルワイツマン研究所のグループによってNature誌に発表されました。

この結果を受けて、日本でもやはり様々なメディア(特にwebメディアが多かった印象です)が「人工甘味料が糖尿病の原因になる!」と報道をしていた記憶があります。

今回はこちらの研究結果をもう少し細かく報道したメディア情報がありましたのでそちらを紹介します。
参考→http://ggsoku.com/tech/saccharin-could-cause-glucose-tolerance-abnormality/

まず、研究内容を見ると研究に用いられているのは食品に添加されている代表的な人口甘味料の「アスパルテーム」「スクラロースサッカリン」の3種類だそうです。

で、実際に耐糖性異常を引き起こしたのは「サッカリンのみであったそうです。
にも関わらず論文のタイトルが”Artificial sweeteners induce glucose intolerance by altering the gut microbiota”(人工甘味料は、腸内細菌叢を変化させることによって、グルコース耐性異常を誘導させる)となっており、人工甘味料が耐糖性異常を引き起こすようなミスリードを誘うということで海外のメディアは批判しているそうです。

またこの論文の主要部分はマウスを対象にしたものであり、人の治験は7名を対象とした極めて小規模な治験結果となっているそうです。
ちなみにこちらの治験人数が適正数なのかどうかは判断が別れるころです。
推測される差異が大きければn数は少なくても大丈夫ですし、差異が小さければn数は誤差を無くすために大量に必要です。
今回の研究結果に対しては、論文が見れないのでなんとも言えませんが各国の研究者が批判しているという現状から判断するとサンプル数(n数)が少なかったのでは?と想像できそうです。

更にこの論文に対し反論を述べているSt George’s Hospital NHS Trustの主任栄養士の方のコメントを載せているブログがありましたので紹介します。
参考→http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20140918#p9

『直接の懸念は「ヒト研究」についてだろうが、これは7人の肥満でも糖尿病でもないヒトに、ADI(一日許容摂取量)の最大量を1日3回に分けて与えるという現実的でない状況でのものである。7人中4人で腸内細菌に変化が見られたが3人には変化がなかった。このような少人数での、大量のサッカリン摂取での影響を考えると、我々登録栄養士がこの研究から学ぶべきことはない。』

もう1つ同じブログからExeter大学内分泌学糖尿病コンサルタントである博士のコメントも抜粋します。
『この研究はヒトに当てはまるか?ヒトの腸内細菌に甘味料が与える影響は明確ではない。この研究では人工甘味料摂取と一部の代謝疾患パラメータに正の関連を見つけているが、ヒトの食生活は複雑で関連が人工甘味料が原因であることを意味しない。ヒト試験はたった7人で変化が見られたのもその一部の4人である
動物実験はメカニズムの解明のための基本になるがヒトで動物と同じ長期影響があるのかどうかわからない。一方砂糖の摂りすぎによるヒトの肥満や糖尿病との関連は極めて強である。従って砂糖の代わりに人工甘味料をつかうことをやめさせるのは時期尚早である

この様に博士や栄養士のコメントを見てもサンプル数が限りなく少ない状況であるというのが伝わってきます。

さて、ここで日本で使用されている代表的な人工甘味料のADI(一日許容摂取量)を紹介します。
※一日許容摂取量とは?:食品に用いられたある特定の物質について、生涯にわたり毎日摂取し続けても影響が出ないと考えられる一日あたりの量を、体重1kgあたりで示した値をいう。(Wikipedia参考)
※ADIの計算式は無毒性量を100で割った数値です。

アスパルテームショ糖の200倍の甘さ):40mg/kg/(体重60kgの場合2,400mg)

スクラロースショ糖の600倍の甘さ):15mg/kg/日(体重60kgの場合900mg)

アセスルファムカリウムショ糖の200倍の甘さ):アセスルファムカリウムで15mg/kg/日(体重60kgの場合900mg)

参考→
http://www.ffcr.or.jp/zaidan/FFCRHOME.nsf/pages/JECFA-ADI-D07

ちなみにダイエットコーク1Lに含まれているアスパルテームの量は平均560mg。
つまり厚労省はダイエットコークを4L以上を毎日一生飲んでも影響はないと言っていることと同じということです。

以上の事を踏まえた現時点での私の結論としては過ぎたるは及ばざるが如しである、ということになります。
なんでも取りすぎれば毒になりえますし(水だって急激に摂取すれ水中毒塩分も急激な摂取で高ナトリウム血症になって死亡することもあります)、逆もまた然り。

最後の結論がなんとも締りのない形にはなりましたが、世の中にあるものは全ていい面と悪い面があるということだけ理解してください。

そのメリット、デメリットをよく考えて日々の生活に上手く取り入れることが大事だと思います。
※もちろん、現時点ではメリットが若干上回ると考えられる人工甘味料ですが、今後の研究結果次第ではデメリットが上回る可能性は無きにしもあらずです。

ちなみに上記研究結果に「有意差が認められた」とある「サッカリン」ですがアメリカや中国では大量に製造・使用されているものの日本では安全性維持のために各食品への使用量が制限されているとを記して終わりとしたいと思います。

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パーソナルトレーナーを選ぶ際に気をつけるポイント3つ!

港区六本木にある六本木交差点すぐ近くのパーソナルトレーニングジム『CLOVER』の代表CHISEIです。

パーソナルトレーナーにお願いするといってもどんなトレーナーを選べばいいのかということは傍から見ても中々わかり辛いと思います。

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今回はジムなどに所属しているパーソナルトレーナーの中でも、どんなトレーナーを選べばいいのか?についてポイントを3つお伝えしたいと思います。
 

①トレーニング中級者〜上級者を選ぶ

当たり前といえば当たり前ですが教えてもらう以上、トレーニングに対して正しい経験と知識を持ったトレーナーを対象とするべきです。 

知識については次項に譲るとして、ここでは経験について説明します。


指標とするのはBIG3と呼ばれるエクササイズの最大挙上重量です。

ちなみにBIG3とは、ベンチプレス、スクワット、デッドリフトです。 

この3種目を自体重の何倍程度挙げられるかを確認します。
基準は「athletebody.jpのこちらの記事を参考とします。
http://athletebody.jp/2015/01/03/physique-goal-setting-part2/#more-9324(出典元)

経験を持つトレーナーを見極める為の指標としては以下になります

(男性トレーナーの場合)

ベンチプレスなら1.3倍以上
スクワットなら1.8倍以上
デッドリフトなら2倍以上が目安となります。

パーソナルトレーナーとしては参考記事のデータでいうと最低中級者~上級者クラス以上のトレーニング経験は必要かと思います。

何故なら経験を積んでいることで、正しいフォームの重要性と間違ったフォームの危険性を十分理解しているからです。

例を上げると70kgのトレーナーならベンチプレスが90kg挙上できる程度が目安となるでしょう(女性トレーナーの場合は異なります)

②トレーニング、エクササイズの正しい知識を持ったトレーナーを選ぶ
 

僕の場合、コンテスト出場経歴もあるのでウェイトトレーニングに対しての造詣が特に深いですが、そればかりの知識では足りません。


世の中には他にもヨガ、ピラティス、エアロビクス、クロスフィット、ファンクショナルトレーニングなど実に様々なエクササイズ、トレーニング手法があります。
その一つ一つに対して、長所と短所を理解しているのかが指標となります。

これをやればオールオッケーなんてエクササイズは無いのです。

例えばウェイトトレーニングは筋肉量の増加、筋力の増加、パワーの増加などには極めて適しているトレーニング手法ですが、
実はそれ以外にもやり方次第では心肺能力の強化にも役立ちます。
 

でも、心肺力の強化にはやはり短距離ダッシュが極めて有効的なんですね

つまり効率を考えるのであれば、各トレーニング手法の長所と短所を見極めて選択することがとても大事になります。

その効率の良い取捨選択を、クライアントのニーズに合わせて出来るのが良いトレーナーの条件だと思います。

 

③相手の話をしっかりと聞けるトレーナーを選ぶ


この部分はとても重要です。

いくら経験と知識があるトレーナーであったとしても相手の話を聞かない、ゲストの現在の状態を考慮しないトレーナーは最悪です。
最悪怪我をしてしまう可能性だってあるわけです。

またエクササイズフォームが上手く取れないからといって、そこですぐに違う部位のトレーニングに移ってしまうのも考えものです。
フォームが上手く取れないのであれば何故フォームが取れないのか原因を特定し、特定の部位の筋力が低下しているせいで適切なフォームが取れなくなっているのであれば、その旨を説明し、その部位を鍛えるためのエクササイズを取り入れるなどの提案が必要です。

その提案を疎かにするトレーナーは不適切であると言わざるを得ません。
この部分に関しては営業力またはコミュニケーション力と言い換えても良いかもしれませんね。

如何でしたでしょうか?

以上3つのポイントを頭に入れて、自分に合ったより良いパーソナルトレーナーを選択していきましょう!

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ブランパンが人気な4つの理由!!

港区六本木にある六本木交差点すぐ近くのパーソナルトレーニングジム『CLOVER』の代表CHISEIです。

今回の話題はブランパンです。

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糖質制限食が巷で話題になってからだいぶ時が経ちましたが、糖質制限食が人気になると同時くらいにブランパンも人気が高まってきました。

コンビニのローソンではブランパンに力をいれているようで、様々な種類のブランパンを開発していますね。
そんな巷で人気のブランパンについて詳しく調べていきたいと思います。

まず、人気の理由としては以下の3つが挙げられるかと思います。

パンなのに糖質含有量が少ない
食物繊維が豊富
コンビニで手軽に買える

では1つずつ説明していきたいと思います。

パンなのに糖質含有量が少ない
これはなぜかといいますと、原材料が「ふすま」と呼ばれる小麦を精白した際にでる果皮や胚芽、種皮(米で言う糠の部分)を使用しているからです。
小麦の主要部分がほとんど入っていないので、糖分がほぼないのが特徴です。

でも、米の糠に相当する部分だけでパンが作れるってなんかすごい。
(糠じゃ作れないのでしょうか?)

食物繊維が豊富
糖分が無い代わりに食物繊維は極めて豊富です。
むしろほぼ食物繊維と言ってもいいくらい。
※ちなみに「食物繊維」というのは人間が消化できない糖質のことを指していたりもします。
(糖分+食物繊維=炭水化物)

糖質制限食を行っていると、穀物を食べなくなるせいか便通が悪くなる方が多いんですね。
でも、ブランパンを活用していれば便通も気にしなくて良くなったりします。

小麦フスマの主な栄養成分(100g当たり)
食物繊維 50g
カルシウム 103mg
鉄 15mg
マグネシウム 520mg
亜鉛 11mg


ミネラルも豊富ですね。

コンビニで手軽に買える
これは一番のメリットかも知れないですね。
通販でも大量に売ってますし。

いくら健康に良くても気軽に手軽に食べれないのはちょっと困ります
玄米も食物繊維やミネラルが豊富ですが、発芽させたり(発芽玄米も売ってますが)、炊くのに時間が掛かったり結構手間があったりします。
(「そんな気にしない」という方はそのままその生活を続けてください。)

美味しい!!
ブランパンめっちゃ美味しい!
同じ材料で製品化されているオールブランと比べると天と地の差の味!(オールブランに罪はありません)
ちょっとバターでも塗って食べるとかなり美味しくなります♪

しかも、最近はいろいろな味が楽しめてこれも人気の理由だと思います。(お薦めはチョコ味)

はい、こんな風にブランパンには大きなメリットが4つもあります。
これを機にブランパン生活始めてみませんか?

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ホルモンはダイエットの敵?味方?

港区六本木にある六本木交差点すぐ近くのパーソナルトレーニングジム『CLOVER』の代表CHISEIです。

今回はダイエットとストレスの関係についての根拠編です。

前回の内容はこちら↓
http://clover-gym.blog.jp/archives/1022093176.html

結論を言うと人間の身体が分泌するホルモンや神経伝達物質それ自体に、良いとか悪いとかということはないと思います。
要はバランスとメリハリです。

人間のストレスにフォーカスすると4つのサイクルがあります。

ざっくり言うと・・・
①意欲を持って何かに取り組む(ストレス状態→交感神経優位→アドレナリン、コルチゾルの分泌)

②達成感や充実感、喜びを得るドーパミン分泌)

③リラックスするセロトニン分泌→副交感神経優位→アドレナリン、コルチゾルの減少)

④睡眠をとるメラトニン、成長ホルモンの分泌)

というように4つのサイクルを日々更新しているのです。

ここに出てきたホルモンや脳内物質の主な作用は以下になります。(コルチゾルの作用は前回書いたのでそちらを参考してください。)

セロトニン:リラックス、爽快感
ドーパミン:快感、やる気
ノルアドレナリン:覚醒
・βエンドルフィン:多幸感、鎮痛(モルヒネの6.5倍)

ということで・・・
①のあと、②が達成されない状態が続くと、前回の記事で書いた状態になってしまいます。

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ちょっと話は逸れますが依存性について。

依存性のある嗜好品としてタバコが挙げられますが何故依存するのでしょうか?
タバコを服用することで、ノルアドレナリンドーパミンなどの脳内物質の分泌を促しますが特にβエンドルフィンの分泌促進が多くされるために条件付けとなって依存するのです。

それと同じように糖質を摂取することでドーパミン、甘味を感じることでβエンドルフィンの分泌を促すことが出来るため、糖質で且つ強烈な甘さである砂糖(ショ糖+果糖)は依存しやすいのです。

このような依存性のある糖質(砂糖など)は連用すると、同じ量を摂取しても快感の度合いが次第に小さくなります。そのため、快感を得るためにさらに摂取量を増やすようになります。
さらに、突然砂糖の摂取をやめるとドーパミン神経系が低下し、不安症状やイライラ感などの不快な気分が生じます。これが禁断症状(離脱症状)です。

参考文献→http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0000698
(糖質の甘さが強烈な依存性に繋がる可能性が高いという論旨)

人は「依存」というものに対して逃れることが難しい生き物です。
人は何かしら依存して生きています。
(それくらいドーパミンやβエンドルフィンの快感や多幸感は凄いと言いたいのです。)

でも、この様に理由を知ることで適切に「依存」と付き合うことは出来ると思います。
最初に書いた通り、ホルモンに良いも悪いもありません。
全てあなたの気持ち次第なのです。

自らの気持ちを上手くコントロールしてより良いダイエット生活をお送りください。

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なんで痩せないの?!ダイエットとストレスの意外な関係

港区六本木にある六本木交差点すぐ近くのパーソナルトレーニングジム『CLOVER』の代表CHISEIです。

以前、下記の記事にて睡眠の話をした際にコルチゾルというストレスホルモンのこともチラッと書きましたが、今回はこのストレスホルモンについて詳しく説明していきたいと思います。

clover-chisei.hatenablog.com

今回はかなり文章が長くなってしまったので、本編と根拠編を分けてます。

まず、コルチゾルって何?

コルチゾルはホルモンの一種で結構嫌われ者だったりするんですが、実は人間にとって無くてはならないホルモンです。

主な働きとしては、血圧上昇、血糖上昇、心収縮力の上昇、心拍出量の上昇を起こします。

こうやって作用を書いてみるとなんか余計なことをしていると思われがちなホルモンですが、人がストレスを感じた際に闘うかすぐに逃げ出すかするために身体のエマージェンシーレベルを上げるホルモンだと考えてください。

人はフィジカルでもメンタルでもストレスを感じるとストレスホルモンであるコルチゾルを増やします。
ただ、これが一時的なホルモンの分泌であればさほど問題はないのですね。

恒常的にストレスが掛かりコルチゾルの分泌量が多量に、且つ持続的に分泌される状態が続く時がとても危険なのです。
分泌される量によっては、血圧や血糖レベルを高め、免疫機能の低下や不妊をもたらします。

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また過剰なストレスにより多量に分泌された場合に脳の海馬を萎縮させることが、近年PTSD患者の脳のMRIなどを例として観察されているそうです。

う~ん、こわい。
その他の作用としてはコルチゾルがもつアルドステロン様作用によって腎臓の遠位尿細管でのナトリウムの再吸収が促進され、血液中のナトリウムが増加するのでむくみを発症します。

このブログを見ているあなたが、恒常的にストレスを感じるような状況にあるのであればそれはとても危険な状態なのかもしれません。

それじゃ、このストレスホルモンであるコルチゾルがどのようにダイエットに関係しているのかについても説明していきたいと思います。

まず人はストレスを感じてコルチゾルが増えると、脳はその状態を避けようとします。
そしてすぐにその状態から抜け出せれば問題ないのですが、抜け出すことが出来ずにストレスを継続的に受けている状態になると、セロトニンというリラックスするためのホルモンの分泌が、コルチゾル分泌され続けている間抑えられます。
脳はそんな状態を危険であると判断し、なんとか避けようとして簡易的に快感を感じようとします。
この時に、甘いものを摂取して快感系脳内物質であるドーパミン、多幸感を感じるβエンドルフィンが放出されます。

それにより一時的にコルチゾル分泌レベルを下げることが出来ますが、ストレスになっている外的要因を避けているわけではなく、根本の解決にはなっていないのでまたコルチゾルが出てきます。
すると、また甘いモノを食べて快感を得ることを繰り返します。
それにドーパミンやβエンドルフィンには依存性があるので、結果的に甘味依存となるわけです。

以上の理由からコルチゾルはダイエットと密接な関係があると考えていいと思います。

次は根拠編です!

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ちゃんと眠ってる!?あなたが痩せない理由

港区六本木にある六本木交差点すぐ近くのパーソナルトレーニングジム『CLOVER』の代表CHISEIです。

ダイエットをしてるのになかなか痩せない、ちょっと痩せたと思ったらすぐに止まってしまう…。

そんな風に感じることがあったなら、睡眠を見直してみる必要があるかもしれませんよ?

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睡眠をしっかり取れている人は体脂肪がつかないというデータが最近話題になってます。

www.nikkei.com

もちろんこのデータは、睡眠時間が短い人と痩せない人の相関は出ていますが、因果関係がハッキリしてないので正直イマイチなデータだと思います。

睡眠の大事な役割とは

それは「疲労を回復する」という役割。

実は人間にとって疲労を回復する手段というのは睡眠しかないんですね。 

え!?そうなの?と思った方。

例えば栄養ドリンクなどを思いつくかもしれませんが、あれは高濃度の糖分とカフェインによって一時的に元気になったようにみせかける食品です。

疲労が回復するわけじゃありません。

疲労で倒れた時などにお医者さんに打ってもらう点滴も主成分はブドウ糖の糖分です。
もちろん他にもビタミンCやB群も含まれているとは思いますが、あくまでも回復する手段ではなく、回復するために身体に必要な栄養素をチャージするだけなのです。

はい、これで回復できる手段は睡眠だけということがご理解いただけたかと思います。

それでは次に睡眠がどのように体を回復させるのかについて説明していきたいと思います…が、長くなるので次のテーマでお伝えしたいと思います。

なぜ睡眠が足りないと太りやすくなるのか?または痩せにくくなるのか?

身体というのは疲労が溜まると基礎代謝が落ちてしまうんですね。

基礎代謝というのは筋肉の熱量や内臓など運動量などを合わせた人間が一日のうちに消費するカロリーのことです。

考えてみると当たり前のことです。

疲労が溜まれば身体が動かなくなりますよね?
頭も働かなくなるし、胃腸だっておかしくなります。

そんな状態なのに基礎代謝だけいつも通りの訳ないですよね?

疲労が溜まれば体の基礎代謝は落ちるのです。
そして睡眠が足りないと疲労が全部回復せずに蓄積します。

あとは…おわかりですね。

基礎代謝が落ちているのに食事がいつも通りなら太ったり痩せなかったりするのは当然だと思いませんか?

※その他にも睡眠不足はストレスホルモンである「コルチゾル」を増やし、食欲を抑える「レプチン」の分泌を抑えます。

しっかり睡眠時間を確保して、疲労回復に努めましょう。
お風呂に入ったり、アロマなど、質の良い睡眠にしていただくとさらにいいですね。

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プロテイン=太る のは間違い!

港区六本木にある六本木交差点すぐ近くのパーソナルトレーニングジム『CLOVER』の代表CHISEIです。

よく聞かれる質問で多いのが「プロテインって太るんですか?」という質問です。
何故このような質問が多いのか?質問する方もよくわかっていなくて、イメージだけで質問していると思うので、私はわかりやすいように答えています。

「食品なので飲み過ぎたら太りますし、適切な量なら太りません」
当たり前すぎて皆さん「まぁ、そうですよね」という感想を言います(笑)

これで終わってしまうと全く理解できずに意味が無いので、今回はプロテインについて詳しく説明していきます。

まず、「プロテイン」とは・・・
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「タンパク質」という意味の英語です。

つまりプロテインは食品からタンパク質だけを取り出して粉にしたものです。

そしてタンパク質は三大栄養素のうちの1つ。
(他の2つは脂質と糖質(炭水化物とも)です。)

タンパク質は人間の構成要素のうち平均で16%~程度を占めます。(他の構成要素は水分60%~、脂質12~15%程度、糖質1~2%、ミネラル・無機質5%程度となります。)
筋肉や皮膚、髪の毛、つめなどがタンパク質ですので、極めて重要であるということが理解できると思います。

また人間が活動するためのエネルギーは三大栄養素からしか生成できませんので、そういった意味でも重要な栄養素です。

タンパク質が多く含まれている食材としては「肉類」「魚貝類」「大豆製品類」「乳製品類」「玉子」などが挙げられます。
ここらへんはなんとなく理解できると思います。

で、次にカロリーについて説明しますと、タンパク質のカロリーは1g=4kcalです。これは糖質(1g=4kcal)と同等で、脂質(1g=9kcal)よりも低いです。

ではなぜ、ダイエットを行う際にお肉などのタンパク質を多く含む食材を避けてしまうのか?についてですが、それはお肉などの食材にはタンパク質よりも脂質が多く含まれる食材のほうが多いからなのです。

例えば、豚肉のロースでいうと、100g中カロリーは263kcalです。
その内、タンパク質が19.3g、脂質が19.2gとほぼ同程度含まれています。(あくまでも平均値です)

ロース栄養成分表(参考)

calorie.slism.jp

それでは和牛のバラ肉などはどうでしょうか?
100g中タンパク質の含有量は11gで脂質の含有量がなんと50g!カロリーももちろん高くて517kcalとなってしまいます。

和牛バラ肉成分表(参考)

calorie.slism.jp

このように肉類と分類しても部位や種別によってかなり栄養成分が変わってしまうわけです。
ですので、タンパク質を効率よく摂取するというのはちょっと面倒になります。

もちろん、脂質の少ないささみ肉や、むね肉(皮を剥いだもの)であれば、タンパク質の摂取はその他食材に比べれば多く摂れますが、それでも運動後に摂取するには消化と吸収の時間を考えた際に効率的ではないので、手軽に、かつ速やかに吸収できるプロテインを摂取するというのがお薦めになるわけです。

ちなみにプロテインの1回の摂取量は20~30g程度。カロリーで言えば80~120kcal程度です。
同じ量のタンパク質を豚ロースで摂取するには、100~150g摂取する必要があります。
それを考えても極めて効率のよい方法ですよね?

また、プロテインは美容にも密接な関係があります。
体内のタンパク質が不足すると、髪のツヤや皮膚のたるみなど影響が出てきます。
もちろん、筋肉の量も減るので基礎代謝が低下し、太りやすい身体へと変化してしまいます。

つまりタンパク質不足を防ぐためにも効率よくタンパク質の摂取できるプロテインというサプリメントは有効な手段となるわけです。

プロテインは、効率よくタンパク質を摂取する方法の1つです。

最近は、チョコレート味やフルーツ味など美味しい味も魅力なので、美容のために取り入れてみるのも良いかもしれません。

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