パーソナルトレーナー植田知成が教える!そのダイエット情報のウソ?ホント?【東京都港区六本木CLOVER】

東京都港区六本木にある完全個室の予約制パーソナルトレーニングジム『CLOVER』の代表CHISEIです。栄養学と生理学の知識を身につけ、自らの身体で実践した経験を基に、世の中に広まっているダイエット情報のウソ・ホントを分かりやすく伝えます。

タバコとダイエットの関係!タバコの意外な害とは?

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港区六本木にある六本木交差点すぐ近くのパーソナルトレーニングジム『CLOVER』の代表CHISEIです。

このブログを読んでいる方には、あまり喫煙習慣のある方というのはいらっしゃらないかと思いますが、今回はタバコの害についてダイエットという観点から調べてみたいと思います。

タバコの効果?

先ず、タバコの効果についてです!
よくタバコを吸う方が仰るタバコを吸う理由として、「頭がスッキリする」「気持ちが落ち着く」という理由があると思います。
イライラしたり、緊張した時にタバコを吸うと、気持ちが落ち着いたり、考えがまとまらない時に吸うと頭がスッキリするからタバコを吸う。
なんてことも多いかもしれません。
僕も昔吸っていたので、この気持は理解できます。

ということで、タバコには、

鎮静作用

覚醒作用

があると言えるかもしれませんね。

ニコチンの依存性

では、何故タバコを吸うと気持ちが落ち着いたり、頭がスッキリしたと感じるようになるのでしょうか?
それはタバコに含まれる「ニコチン」のせいです。

ニコチンは依存性が高い化学物質として有名です。
ニコチンは脳内報酬系に作用・活性化し、ドーパミンを放出します。
以前の記事にも書いた通りドーパミン覚醒作用があるため、感覚的に「気持ちいい」と感じます。

clover-chisei.hatenablog.com

このように脳内報酬系を介した薬理作用は、覚せい剤など依存性を有する他の物質と同様とみなされています。
ということで、「頭がスッキリする」と感じるのはニコチンのせいだと言えますね。

また、ニコチンは依存性があるため、ある程度の期間摂取していると、離脱症状も引き起こします。
離脱症状とは?:依存性のある薬物を減薬したり断薬することで生じる一連の症状のこと

具体的には、不安症状やイライラなどの不愉快な気分を生じ、自覚的にニコチンを渇望するようになります。

ということで、イライラしたり不安を感じたりした時に吸いたくなるのもニコチンの依存性のせいということがお分かりいただけたかと思います。

ニコチンの有効性?

ニコチンは身体に対して悪い影響ばかりなのでしょうか?
先程、「ドーパミンを放出し、覚醒作用や気持ちいいという感覚を得る」と書きましたが、これは身体にとってみれば一時的にでも良い変化をもたらしていることにならないでしょうか?

 ここである研究結果を紹介します。
こちらのページから引用させていただきました。

"Psychology, Health & Medicine" 誌(2013年9月)に掲載されたフロリダ大学の研究によると、喫煙は睡眠にも悪影響を及ぼすということが判明しました。
これまでにも喫煙と睡眠の関係を調べた研究は行われてきましたが、過去の喫煙習慣と睡眠との関係を調べた大規模な研究はあまり行われていなかったとのこと。

この研究では、20歳以上の成人 4,973人を対象に、食事や喫煙習慣などに関するアンケートと、心身の健康測定、血液検査(血中のコチニン濃度で喫煙の有無を確認するため)などを行いました。

研究グループは、4,973人を喫煙状況に応じて以下の3つのグループに分類。

喫煙歴の無い人(NS)
これまでに吸ったタバコの本数が100本未満の被験者群。
ニコチンの血中量が14 ng/mL を超える人は、実はタバコを吸っていると考えられるため、NS から除外。

現喫煙者(CS)
これまでの人生における喫煙本数が100本以上で、なおかつ現在も毎日あるいは日常的に喫煙している被験者。
CS の人には喫煙本数も報告してもらいました。

喫煙経験者(FS)
これまでの人生における喫煙本数が100本以上だけれども、現在は喫煙の習慣が無い被験者群。

研究の結果、睡眠の質に関して3つのグループの間で有意な違いがありましたが、やはり CS と NS の間で大きな違いが見られました。
各グループのアンケート回答結果は次の通りです。

「寝付きが悪い」 ― CS 11.9%、FS 7.0%、NS 4.8%
「夜中に眼が覚める」 ― CS 10.6%、FS 7.8%、NS 5.3%
「早朝に目が覚める」 ― CS 9.5%、FS 6.3%、NS 4.6%

喫煙本数が1本増えるごとに、睡眠時間が1.2分減っていたとのこと。(データ見つかりませんでした。)

睡眠不足は、鬱病や、糖尿病、高血糖、ガン、心血管疾患などの心身の疾患との関連が指摘されています。

これらの疾患の中には、喫煙が直接的なリスク要因となるものもありますが、今回の研究によると、喫煙は睡眠の質の低下を介して間接的にも、これらの疾患のリスク要因になると言えそうです。

この他にも、"Addiction Biology" 誌(2012年9月)に発表されたドイツの研究でも、喫煙が睡眠障害の原因となることが指摘されています。
この研究では喫煙者 1,071人および非喫煙者 1,241人を対象にアンケート調査を実施しました。
こちらの研究で対象となった喫煙者と非喫煙者はいずれも、精神衛生上の問題がなく、年齢、体重、飲酒などの要因も考慮済み被験者を集めているとのことです。

アンケートの結果は以下のとおりです。

「毎晩睡眠時間が6時間以下」― CS 17%、NS 7%
睡眠障害である」― CS 28%、NS 19%

この調査からは、研究グループは、ニコチンの刺激作用が原因で喫煙者の睡眠の質と量が損なわれるのではないかと考えています。

他の研究で、タバコを止めて睡眠が改善するという結果になったものもあります。

タバコはダイエットを不成功に導く

ということで、タバコに含まれるニコチンは睡眠障害や睡眠の質を低下させる可能性が高いということがわかりましたね。

睡眠の質の低下は以前の記事に書いたとおり、基礎代謝量の減少を引き起こしますので、結果的に体脂肪が減りにくくなるということです。

今回はタバコとダイエットの関係について詳しく書いてみました。
他にもタバコは、ニコチンの代謝物が発がん性物質を有するということもわかってますし、ダイエットを始めるついでに禁煙生活も始めてみるのもいいかもしれませんね!

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