パーソナルトレーナー植田知成が教える!そのダイエット情報のウソ?ホント?【東京都港区六本木CLOVER】

東京都港区六本木にある完全個室の予約制パーソナルトレーニングジム『CLOVER』の代表CHISEIです。栄養学と生理学の知識を身につけ、自らの身体で実践した経験を基に、世の中に広まっているダイエット情報のウソ・ホントを分かりやすく伝えます。

あなたの目標体重は?「美容体重」は危険!!

港区六本木にある六本木交差点すぐ近くのパーソナルトレーニングジム『CLOVER』のパーソナルトレーナー兼代表のCHISEIです。

女性誌等に出てくる「美容体重」とは?

巷の女性誌等で「美容体重」と銘打ったデータが紹介されています。

女性にとっては体重は絶対的なものというイメージが強いですよね。
実際、当ジムへカウンセリングの為に来館する女性ゲストのほぼ100%体重が何Kg落ちるのかという数値を聞きます。

確かに、体重というのは何十年も前からある指標ですし、実際に健康診断でも体重を測定して痩せているか肥満なのかの判断をしたりします。
だから、「体重」という数値は我々日本人には絶対的な数値であることは言うまでも無いかもしれません。
(そんな意味ではBMIも似たようなもんです。)

そんな絶対的指標である「体重」ですが、最近ではそこへ、「美容体重」なる新しい指標が女性誌を中心に定義建てされてきています。

こちらの画像のように、身長の横に平均体重と美容体重がひと目でわかりやすいように並んで表示されています。

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美容体重の算出方法?

 この美容体重ですが、どんな方法で算出しているのでしょうか?

少し気になって調べてみたところ、ある雑誌では「身長*身長*18.5(BMI)」で出しているそうです。

それじゃ、この算出方法にエビデンスはあるのでしょうか?
はっきり言ってそんなものはないのですが、多分女性誌は平均体重の算出方法が「身長*身長*22(BMI)」であることを基に、勝手に「BMI18.5が美容体重である!」と決めてしまったのでしょう。

そこに、体脂肪減少による体重減なのか、それともただの筋肉の減少による体重減なのかという考えはないと思います。
だってそもそもBMIという指標が体重と身長という2つの指標からのみ算出している方法ですからね。

ちなみにこのBMI(Body Mass Index)が開発されたのは1835年。今から180年前です。

その当時は、身体の体脂肪という概念もほぼなかったでしょうから致し方ありませんが、そこそこ正確な体脂肪率を測ることの出来る現代においては適切な算出方法ではないといえると思います。

はい、ということで美容体重にはなんら根拠とするデータはありません。(断言)

では、何をもって理想とすればよいのか?について次にお話します。

指標となるべきは「体脂肪率

やはり指標となるべきは「体脂肪率」です。
体脂肪率が高い身体は見た目が悪くなりますし、健康にもよくありません。
脂肪というのは同じ1kg筋肉よりも体積が約2~2.5倍なのです(その時の水分保有量によっても変わります)。

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つまり同じ60kgでも体脂肪率が20%の人より25%ある人のほうが間違いなく太って見えるのです。


ですので、ダイエットを行う際は必ず体脂肪率を基本指標としましょう(体重はその次の指標)

女性の体脂肪適正値

女性の場合、20~22%が健康で且つ綺麗に見えると思います。モデルの方なんかは18~20%くらいが適正だと思います。

(18%以下になると生理が止まる可能性も否定出来ないのでお奨めできません。)

男性の体脂肪適正値

男性は15~18%が適正です。
かなり筋肉をしっかり見せたい、または腹筋がわかるようになりたいのであれば、12~15%くらいでしょうか。

私は、健康美コンテストに出場しているのですが、普段の体脂肪率は13%程度(身長175cm、体重81~82kg)で、コンテスト時は7%です。
私の妻もコンテストに出場していて、コンテスト時には18%の体脂肪率だそうです。

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体重だけでなく、体脂肪率を第一の目標としてダイエットを頑張っていきましょう。

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bana

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