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パーソナルトレーナー植田知成が教える!そのダイエット情報のウソ?ホント?【東京都港区六本木CLOVER】

東京都港区六本木にある完全個室の予約制パーソナルトレーニングジム『CLOVER』の代表CHISEIです。栄養学と生理学の知識を身につけ、自らの身体で実践した経験を基に、世の中に広まっているダイエット情報のウソ・ホントを分かりやすく伝えます。

人口甘味料たくさん飲むと・・・

港区六本木にある六本木交差点すぐ近くのパーソナルトレーニングジム『CLOVER』の代表CHISEIです。

今回は人口甘味料についての話題です。
ネットでは人口甘味料について常々賛否両論が交わされているのは皆さんもご存知かと思います。

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人工甘味料は人工的に作られたものだから体に悪い」というのが人工甘味料の主なイメージかも知れません。
どんな風に体に悪いのか?を細かく見ていくと「ホルモンに作用する」「味覚を鈍化させる」「依存性がある」と書いているメディアもあります。

このイメージはいつ頃作られたものなのでしょうか?
ちょっと調べてみると、「チクロ」「ズルチン」という人工甘味料が戦前に開発され、甘味料の安価な代用品として製造されるようになりましたが、チクロはアメリカ食品医薬品局(FDAによって発がん性や催奇形成の疑いを指摘されたため、日本とアメリカで1969年に食品添加物指定取消、ズルチンはサッカリンよりも安価に製造できるということで戦後大量に製造されましたが中毒事故の多発と肝機能障害や発がん性等の毒性が出たためこれも1969年に食品への添加が全面的に禁止になりました。

この様に人工甘味料の黎明期は危険と隣り合わせだったということですね。
初っ端からこんな事が続くようなら人工甘味料に対して不信感を得るようになるもの当たり前ですよね。
しかも最近の先進国では健康志向が高まっていますので、人工甘味料が槍玉に上がるのは当然の帰結なのかもしれません。

人工甘味料についての研究結果はかなりの話題性を惹きつける為なのか報道されることが多く、最近では2014年9月に「人工甘味料の摂取によって血糖値が下がりにくくなり、糖代謝に異常を引き起こす(≒糖尿病の原因となり得る)」とした研究結果が、イスラエルワイツマン研究所のグループによってNature誌に発表されました。

この結果を受けて、日本でもやはり様々なメディア(特にwebメディアが多かった印象です)が「人工甘味料が糖尿病の原因になる!」と報道をしていた記憶があります。

今回はこちらの研究結果をもう少し細かく報道したメディア情報がありましたのでそちらを紹介します。
参考→http://ggsoku.com/tech/saccharin-could-cause-glucose-tolerance-abnormality/

まず、研究内容を見ると研究に用いられているのは食品に添加されている代表的な人口甘味料の「アスパルテーム」「スクラロースサッカリン」の3種類だそうです。

で、実際に耐糖性異常を引き起こしたのは「サッカリンのみであったそうです。
にも関わらず論文のタイトルが”Artificial sweeteners induce glucose intolerance by altering the gut microbiota”(人工甘味料は、腸内細菌叢を変化させることによって、グルコース耐性異常を誘導させる)となっており、人工甘味料が耐糖性異常を引き起こすようなミスリードを誘うということで海外のメディアは批判しているそうです。

またこの論文の主要部分はマウスを対象にしたものであり、人の治験は7名を対象とした極めて小規模な治験結果となっているそうです。
ちなみにこちらの治験人数が適正数なのかどうかは判断が別れるころです。
推測される差異が大きければn数は少なくても大丈夫ですし、差異が小さければn数は誤差を無くすために大量に必要です。
今回の研究結果に対しては、論文が見れないのでなんとも言えませんが各国の研究者が批判しているという現状から判断するとサンプル数(n数)が少なかったのでは?と想像できそうです。

更にこの論文に対し反論を述べているSt George’s Hospital NHS Trustの主任栄養士の方のコメントを載せているブログがありましたので紹介します。
参考→http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20140918#p9

『直接の懸念は「ヒト研究」についてだろうが、これは7人の肥満でも糖尿病でもないヒトに、ADI(一日許容摂取量)の最大量を1日3回に分けて与えるという現実的でない状況でのものである。7人中4人で腸内細菌に変化が見られたが3人には変化がなかった。このような少人数での、大量のサッカリン摂取での影響を考えると、我々登録栄養士がこの研究から学ぶべきことはない。』

もう1つ同じブログからExeter大学内分泌学糖尿病コンサルタントである博士のコメントも抜粋します。
『この研究はヒトに当てはまるか?ヒトの腸内細菌に甘味料が与える影響は明確ではない。この研究では人工甘味料摂取と一部の代謝疾患パラメータに正の関連を見つけているが、ヒトの食生活は複雑で関連が人工甘味料が原因であることを意味しない。ヒト試験はたった7人で変化が見られたのもその一部の4人である
動物実験はメカニズムの解明のための基本になるがヒトで動物と同じ長期影響があるのかどうかわからない。一方砂糖の摂りすぎによるヒトの肥満や糖尿病との関連は極めて強である。従って砂糖の代わりに人工甘味料をつかうことをやめさせるのは時期尚早である

この様に博士や栄養士のコメントを見てもサンプル数が限りなく少ない状況であるというのが伝わってきます。

さて、ここで日本で使用されている代表的な人工甘味料のADI(一日許容摂取量)を紹介します。
※一日許容摂取量とは?:食品に用いられたある特定の物質について、生涯にわたり毎日摂取し続けても影響が出ないと考えられる一日あたりの量を、体重1kgあたりで示した値をいう。(Wikipedia参考)
※ADIの計算式は無毒性量を100で割った数値です。

アスパルテームショ糖の200倍の甘さ):40mg/kg/(体重60kgの場合2,400mg)

スクラロースショ糖の600倍の甘さ):15mg/kg/日(体重60kgの場合900mg)

アセスルファムカリウムショ糖の200倍の甘さ):アセスルファムカリウムで15mg/kg/日(体重60kgの場合900mg)

参考→
http://www.ffcr.or.jp/zaidan/FFCRHOME.nsf/pages/JECFA-ADI-D07

ちなみにダイエットコーク1Lに含まれているアスパルテームの量は平均560mg。
つまり厚労省はダイエットコークを4L以上を毎日一生飲んでも影響はないと言っていることと同じということです。

以上の事を踏まえた現時点での私の結論としては過ぎたるは及ばざるが如しである、ということになります。
なんでも取りすぎれば毒になりえますし(水だって急激に摂取すれ水中毒塩分も急激な摂取で高ナトリウム血症になって死亡することもあります)、逆もまた然り。

最後の結論がなんとも締りのない形にはなりましたが、世の中にあるものは全ていい面と悪い面があるということだけ理解してください。

そのメリット、デメリットをよく考えて日々の生活に上手く取り入れることが大事だと思います。
※もちろん、現時点ではメリットが若干上回ると考えられる人工甘味料ですが、今後の研究結果次第ではデメリットが上回る可能性は無きにしもあらずです。

ちなみに上記研究結果に「有意差が認められた」とある「サッカリン」ですがアメリカや中国では大量に製造・使用されているものの日本では安全性維持のために各食品への使用量が制限されているとを記して終わりとしたいと思います。

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bana
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